建ぺい率・容積率の計算方法
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住宅を購入する際、または建てる際には用途地域によって建ぺい率・容積率の決まりがあり敷地面積に対して建物の大きさに制限があります。建ぺい率には角地緩和などがあり、ある基準を満たし角地と認められた場合には建ぺい率10%の緩和があります。
住宅を購入する際、建ぺい率・容積率を計算できないと違反建築物件を購入する恐れもありますし、住宅ローンの融資も受けられません。
・建ぺい率とは
敷地面積に対する建築面積の割合のことを言います。建物を上空から見たときの水平投影面積で計算をします。
(計算方法)建ぺい率=建築面積/敷地面積×100
・容積率とは
敷地面積に対する延床面積の割合のことを言います。延床面積は建物の各階の床面積を合わせた面積になります。この延床面積ですが、駐車場や地下室などを設ける際には緩和措置があり、駐車場の面積の場合全床面積の合計の1/5未満、地下室については全床面積の1/3未満であれば床面積に含まないなどの緩和措置があります。
(計算方法)容積率=延床面積/敷地面積×100
◆建ぺい率と容積率の例
用途地域:第1種低層住居専用地域
建ぺい率:40%(緩和なし) 容積率:80%
土地:240平米(72.6坪)
上記のような場合、どれくらいの大きさの家を建てられるか計算をしてみましょう。
○建ぺい率計算
240㎡×40%=96平米(29.04坪)
よって、建築面積は29.04坪未満となります。
○容積率計算
240㎡×80%=192平米(58.08坪)
よって、延床面積は58.08坪未満となります。
建ぺい率・容積率の制限は厳しく、0.1%でも0.01%でもオーバーすれば違反建築となってしまいます。建ぺい率・容積率はギリギリではなく、ゆとりを持った家を建てましょう。