重要事項説明書

重要事項説明書とは、宅地建物取引業法に定める宅地建物取引業において、取引に関わる不動産業者がその不動産の借主、買主に対して契約前に契約に関する重要事項を説明することです。

この重要事項説明は不動産に関する知識の少ない一般消費者が、契約をした後に思わぬ損害を被らないようする為の制度です。その為、宅地建物取引士という有資格者しか重要事項説明は出来ません。

 

◆重要事項説明書の内容

・登記簿に記載された事項

　土地や建物の名義や土地・建物にかかる権利が称されています。

・法令に基づく制限

　土地区画整理法による区域の別、建築基準法に基づく制限やの用途地域名や建ぺい率、容積率など。

・私道に関する負担事項

　私道の持ち分など。持ち分が無ければその部分の基本使用は出来ません。

・飲料水や電気・ガスの供給施設及び排水施設の整備状況

　水道や井戸、電気、ガス、排水設備の現状が記載されています。

・宅地造成または建物建築の工事完了時における形状、構造等

　仮に建築中あれば完成時の形状・構造が記載されています。

・代金及び交換差益以外に授受される金額

　土地建物代金及び手付金等の記載がされております。

・契約解除に関する事項　

　契約解除を行うに当たっての事項が記載されております。

・損害賠償または違約金に関する事項

　契約解除による損害賠償や、違約金発生などの取り決めが記載されております。

・手付金等の保全措置の概要

　支払金・預かり金の保全措置を行う機関が記載されております。

・金銭の賃借の斡旋

　ローンの斡旋についての記載がされております。

・割賦販売価格

　一括で購入した場合の金額と、割賦販売で購入する場合の両方の金額が記載されます。

・供託所等に関する事項

　不動産業者の供託金を預かる機関について記載されます。

重要事項説明は契約前の最後の確認となりますので、この重要事項説明をしっかり聞いて、気になる内容や不明点があったときには遠慮無く質問をし、その場で解決して安全で安心の出来る家を購入しましょう。