不動産物件を売却する時、査定はどこを見るの？

不動産物件を売却したい場合にいくらで売れるのか、こちらは土地と建物の査定をする必要があります。査定基準や方法は各社さまざまではありますが不動産査定方法としては主に２種類あり、不動産物件の情報を頂き、近隣事例や大きさなどから大まかな金額を出す「簡易査定」と、現地訪問をし状態を直接チェックし金額を出す「現地査定」が有ります。「簡易査定」は周辺の売買事例・公示価格・国税庁路線価を基に土地面積を坪数で算出しその地域の相場で計算をし、建築単価を建物の坪数で計算し原価償却まで耐用年数にて算出する簡易的（目安）な方法になります。　

やはり本格的に売却をする場合（具体的に不動産物件の売却をお考えの方）は訪問し現地査定を行う事となります。実際に担当者が出向いて当該地域の特性・物件の周辺環境・家屋の状態等を確認していきます。

地域の特性や周辺環境については小・中学校区や駅やバス停までの距離、商業施設や公共機関、病院や公園等の生活環境の利便性がどの程度であるかを確認します。また当該地の近隣及び隣接地の環境の状態も同時に確認していきます。接道の状態と道路の種別や幅員・高低差・境界の状況・越境物が無いかの確認・嫌悪施設が無いか・駐車スペース・当該地までのアクセス・ライフラインの整備状況などを確認していきます。

家屋については現状の状態を確認していきます。外観の確認では外壁、屋根、基礎の状態、内部については間取りの確認を行い部屋の数や生活動線、劣化や使用具合、水まわり（漏水の有無）床下、天井裏の状態（白アリ・腐食・雨漏れの有無）、建物の傾きや建具の開閉状態などの確認を行っていきます。現地査定時間はおおよそ１時間程度となります。

その後、役所などで法令上の制限等を調査する必要がある為実際の査定結果が出るまでには1週間前後の期間が必要となります。